画を作ろう
マンガのメインは画です。
いくらストーリーが良くても、セリフが良くても、コマ割りに拘っていても、画が良くなければ見向きもされません。
まずは、作ってみましょう。
AIによる作画プラットフォーム
画像生成AIは、超有名なMidjournyや無料ワクのあるSeaArt、TensorArtなど沢山のサービスがあります。
それぞれのサービス提供サイトに特徴があります。
今回は、「TensorArt」を使いますが、普段使われているサイトがあれば、どこを使われてもかまいません。
TensorArt
TensorArtは、ログインすると毎日50クレジットがもらえます。1枚画像を生成するのに0.8クレジット使用しますので1日60枚は無料で作成することができます。
TensorArtでアカウント作成
まずは、TensorArtにアクセスし「ログイン」ボタンをクリックします。
ログイン方法は、Googleアカウント、Discordアカウント、メールアドレスとあります。
ログインが完了すると下図の画面になります。「画像作成」ボタンをクリックします。
初回のログインでは、50クレジットが付与されています。1画像作成するためには0.8クレジット消費します。
画像を作成する手順です。
- Text2imgタブを選択(Text2imgは、テキストから画像(img)の意味)
- モデルの選択(モデルは画風を学習済みの絵描き)
- 画像サイズ
- プロンプト欄(欲しい画像をテキストで指定する)
モデルをクリックするとモデルの選択画面になります。モデルは沢山ありますのでキーワードで検索し、自分の欲しい画風のモデルを選択します。
以下は、「anime」で検索した結果です。下へスクロールすることで次の検索結果を見ることができます。
今回はモデルに、「Anime reality interweaving」を選択しました。
次にプロンプトに以下を入力し、「生成」ボタンをクリックすると画像が生成されます。
上記のプロンプトは、
- line art — 線画
- Japanese manga style — 日本風のマンガ画
- white and black — 白黒
- white background — 白背景
- no background — 背景なし
- 全体を囲んで、重み付けを1.2倍にする
- a cute girl — 可愛い女の子
- smile — 笑顔
- high school uniform — 高校の制服
- bust-up shot — 胸から上
の単語をコンマ区切りにしたものです。
欲しい画像を得るために
AIでの作画とは、プロンプトと呼ばれるキーワードをAIが解釈して画像を出力することです。そのため、自分の欲しい画像を生成するためには、プロンプトに使われる単語を知ることから始まります。
基本は英単語をコンマで区切ったものですが、大きくカテゴリー分けすると
- 画像の品質
- 対象(人物、建物、車など)
- 対象の詳細(人物だと、性別、年齢、表情、服装、ポーズなど)
- 撮影範囲(顔のアップ、上半身、全身など)
- 背景
- 光の具合
があります。
TensorArtやSeaArtではユーザーが作成した画像が集めてあり、それらには作成時のプロンプトを含んだデーターがあります。
それらのプロンプトを元に、単語を足したり、削除したりするといち早く欲しい画像に近づけます。
ポイント
作成される画像で一番影響が大きなものは、「モデル」です。いろいろなモデルを試してみましょう。
次がプロンプトになります。単語の順番を変えるだけでも画が変わります。
作成された画は、どこかで使えるかも知れませんのでダウンロードしておくことをお勧めします。
まとめ
無料ですから、TensorArtで画像を生成してみましょう。
- TensorArtでアカウント作成
- モデルの選択
- いろいろなプロンプトを試す
- 他のユーザーが作成している画像のプロンプトを確認する
欲しい画像を得る確率を上げるためには、経験が一番です。