ペラページまんが 第3回

画を作ろう

マンガのメインは画です。

いくらストーリーが良くても、セリフが良くても、コマ割りに拘っていても、画が良くなければ見向きもされません。

まずは、作ってみましょう。

AIによる作画プラットフォーム

画像生成AIは、超有名なMidjournyや無料ワクのあるSeaArt、TensorArtなど沢山のサービスがあります。

それぞれのサービス提供サイトに特徴があります。

今回は、「TensorArt」を使いますが、普段使われているサイトがあれば、どこを使われてもかまいません。

TensorArt

TensorArtは、ログインすると毎日50クレジットがもらえます。1枚画像を生成するのに0.8クレジット使用しますので1日60枚は無料で作成することができます。

TensorArtでアカウント作成

まずは、TensorArtにアクセスし「ログイン」ボタンをクリックします。

ログイン方法は、Googleアカウント、Discordアカウント、メールアドレスとあります。

ログインが完了すると下図の画面になります。「画像作成」ボタンをクリックします。

初回のログインでは、50クレジットが付与されています。1画像作成するためには0.8クレジット消費します。

画像を作成する手順です。

  • Text2imgタブを選択(Text2imgは、テキストから画像(img)の意味)
  • モデルの選択(モデルは画風を学習済みの絵描き)
  • 画像サイズ
  • プロンプト欄(欲しい画像をテキストで指定する)

モデルをクリックするとモデルの選択画面になります。モデルは沢山ありますのでキーワードで検索し、自分の欲しい画風のモデルを選択します。

以下は、「anime」で検索した結果です。下へスクロールすることで次の検索結果を見ることができます。

今回はモデルに、「Anime reality interweaving」を選択しました。

次にプロンプトに以下を入力し、「生成」ボタンをクリックすると画像が生成されます。

プロンプト

((line art, Japanese manga style, white and black, white background, no background):1.2), a cute girl, smile, high school uniform, bust-up shot

上記のプロンプトは、

  • line art — 線画
  • Japanese manga style — 日本風のマンガ画
  • white and black — 白黒
  • white background — 白背景
  • no background — 背景なし
  • 全体を囲んで、重み付けを1.2倍にする
  • a cute girl — 可愛い女の子
  • smile — 笑顔
  • high school uniform — 高校の制服
  • bust-up shot — 胸から上

の単語をコンマ区切りにしたものです。

欲しい画像を得るために

AIでの作画とは、プロンプトと呼ばれるキーワードをAIが解釈して画像を出力することです。そのため、自分の欲しい画像を生成するためには、プロンプトに使われる単語を知ることから始まります。

基本は英単語をコンマで区切ったものですが、大きくカテゴリー分けすると

  • 画像の品質
  • 対象(人物、建物、車など)
  • 対象の詳細(人物だと、性別、年齢、表情、服装、ポーズなど)
  • 撮影範囲(顔のアップ、上半身、全身など)
  • 背景
  • 光の具合

があります。

TensorArtやSeaArtではユーザーが作成した画像が集めてあり、それらには作成時のプロンプトを含んだデーターがあります。

それらのプロンプトを元に、単語を足したり、削除したりするといち早く欲しい画像に近づけます。

ポイント

作成される画像で一番影響が大きなものは、「モデル」です。いろいろなモデルを試してみましょう。

次がプロンプトになります。単語の順番を変えるだけでも画が変わります。

作成された画は、どこかで使えるかも知れませんのでダウンロードしておくことをお勧めします。

まとめ

無料ですから、TensorArtで画像を生成してみましょう。

  1. TensorArtでアカウント作成
  2. モデルの選択
  3. いろいろなプロンプトを試す
  4. 他のユーザーが作成している画像のプロンプトを確認する

欲しい画像を得る確率を上げるためには、経験が一番です。

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