2分で起動するStable Diffusionクラウドサービス
サイト上では90秒とありますが、ほぼ2分で起動するクラウドStable Diffusion WebUIを提供する「RunDiffusion」を紹介します。
クレジットカードの登録なしで15分間使えます。料金は、
- 無料プラン $0 + 時間単価 x 使用時間
- 有料プラン $35.99 + 時間単価 x 使用時間
となります。時間単価は使用するマシンによって違いますが最安は1時間あたり$0.50です。
学習モデルもかなりの数が用意されていて切り替えることができます。ControlNetも使えますし拡張機能インストールのできます(無料プランでは認可済みものもだけ)。
ただし、無料プランでは個人のディスクスペースがないので、自分だけが使うLoRAのアップロードができません。また、拡張機能も認可済みものもだけです。
有料プランにすると自分だけのディスクスペースが100GBありますので、LoRAのアップロードや自分しか使わない拡張機能のインストールも可能です。
料金は、$10もしくは自分の指定した金額をクレジットカードで入金し、入金額だけサービスが使えるようになります。
また、強制シャットダウンの時間を自分で決めることができますので使いすぎは防げます。
RunDiffusionアカウント作成
サイトトップの「Try it」をクリックするとログイン画面になります。下にある「Sign up」リンクをクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力し「Sign Up」ボタンをクリックします。
確認メールが送られて来ますので、メールアカウントへログインしリンクをクリックします。
確認メールのリンクをクリックすると、サイトトップからログインできるようになります。
Stable Diffusion WebUIをクラウドで使う
ログインすると使用するマシンの選択画面になります。今回は、左上にあるControlNetが使える最安マシンを選択しました。
マシンを選択すると現在の残高と使用できる時間が表示されます。下の「LAUNCH」ボタンをクリックするとマシンが起動します。
マシンが起動します。起動完了まで待ちます。現在「Ready」ですが、「Set」、「Go」と進みます。
マシンが起動しました。左側がAutomatic1111で右側が使用するディスク領域です。
通常のAutomatic1111とまったく同じです。ただし、無料プランではLoRAのアップロードができません。
ControlNetは使えますし、After Detailerも使えます。
画像生成スピードは結構早いです。また、使用していると残り時間を警告してくれます。
作成した画像はダウンロードすることもできます。ただしディスクスペースはマシンが起動している間のみ有効ですので、画像生成中にダウンロードしてください。
残高がゼロになれば使えなくなりますが、クレジットカードで入金できます。
感想
マシンのスピードは最安マシンでも十分でGoogle Colabと遜色ありません。
ただ本気で使うためには、
- 月額$35.99の「Creater’s Club」を使う
- 毎日2時間使用して、月額使用料が$30
が必要です。
他のクラウドサービスと比較すると
- Google Colab、Paperspaceで起動に10分以上かかること。
- Google Colabでも毎日2時間使えば同じくらいの金額がかかること。
- Google Colabでは、GDriveの料金も考慮すること。
- Paperspaceではピーク時に時間課金マシンしかないこと。
- Paperspaceでは、学習モデル、LoRA、拡張機能などのアップロードが無理に近いこと(コード書いてダウンロードするしかない)
が利点です。
費用ならPaperspace、手間と時間を節約するのであればRunDiffusionの選択なのかと思います。