ChatGPT使わずに済ませられない。
「ChatGPT」って言葉も雑誌やネット上で見ない日がないほど「ありふれた」言葉になりました。
しかし、発表されたのは2022年11月30日ですので、10ヶ月弱(記事執筆時2023年9月18日)しか経過していません。
毎日のように聞かされ「ありふれた言葉」になっているハズですが、実際に日常使っている人は、まだまだ少ないのが現状です。
なぜ、使われていないのか?
それは、必要としていないから・・・(今は)
あるとき、突然、爆発的に普及する
例えば、個人向けにコンピュータが発売された頃は、マニアだけがイジっているだけでした。このあたりは、漫画「スティーブズ(アフィリンクではありません。)」などを読むと当時の状況が分かります。
- PCは基板で売っていた。
- 自分でハンダづけして作る。
- OSもなし
なので、結構な知識がないと電源さえ入らないものでした。
Apple Iが発売されたのは1976年で、製品としてはワンボードの基板でした。その5年後の1981年には、モニターやキーボードを繋ぐだけのNEC PC-88が発売されました。
そして1984年にIBM ATが発売され、オープンアーキテクチャで内部仕様が公開されたため各メーカーから一斉に互換機が発売され、価格も下がり普及が始まりました。
このころから小規模な会社にも導入が始まりました。
なぜ、普及し始めた?
価格が下がり、在庫管理、会計処理などが、人間よりも早く正確で人件費よりも安いため。要は、人の仕事がPCに取って代わられた(ただし、PCを操作する人は必要)。
で、PCが使える人は会社に残り、PCが使えない人は去って行った。
家庭へ
会社へ普及しはじめると、仕事を持ち帰るなどで家庭にPCが入り始めます。
オヤジが仕事で購入したPCが、家では子どもがゲームやインターネットで使い、いつの間にか子ども部屋にもPCが。もう家電品並になりました。
ネット社会でのスピードは千倍以上
言葉としては、ほとんどの人が知っているが、実際にはそんなに使われていない「ChatGPT」が普及するのは時間の問題です。
PCの普及にはハードウェアが、ひとつの壁でした。しかし、「ChatGPT」などのAIはクラウドサービスが一般的ですので、ネットがあれば使えます。
普及へのハードルは、随分と低いのです。
「ChatGPT」は、OpenAI社が提供する大規模言語モデルです。当然、他のIT大手も提供してきます。
- Google Gemini、Google Bard、Workspaceと統合するDuat
- Meta
- Stability
を始め、日本の企業・大学も発表を始めています。競争が始まれば、普及のスピードは想像もできません。
来年の入社試験には、「Excelが使えますか?」の質問に続き「ChatGPTは?」と聞かれるかも知れません。
「あの、おっさん使えない。」と言われる前に
Microsoft社のOfficeがスタンダードになり、会社内での資料はExcel、パワポになっています。Excelが使えず部下や後輩に仕事を頼んだり、教えてもらうことはありませんか?
きっと影では、「あのオッさん使えね〜。」と言われています。
次は、ChatGPTが使えるか、使えないかを問われます。
まだ、十分追いつける。
AIは、ツールでありソフトウェアです。ChatGPTも同じです。
ChatGPTの内部や理論を知る必要はありません。部下を使うのに、医学や心理学が必要ないのと同じです。
相手が理解できる指示さえ出せれば良いのです。
今からでも十分間に合いますし、エキスパートなることもできます。
チョットだけ、コツを理解すれば良いだけですから。